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脳も体もサバンナにいる

今朝、食事しながら頭に浮かんだ言葉がある。「脳と体は今もサバンナにいる」。今読んでいる本「運動脳」の中にある言葉である。読み過ごしてあまり記憶になかったが思い返して、そうだと思った。

 

人類の進化を考えると、われわれの祖先は広い草原(サバンナ)で獲物を捕らえ木の実を採って生きていたのだ。そこでは、脳を働かせ、体を動かさなければ生きていけなかった。脳と体は生きるために動いていたのだ。今は文明が発達し狩猟の必要はないが、脳と体の本質は今も変わらずサバンナにいると著者は書いている。

 

脳は生活のこと生き方を考え、物ごとを判断し、体の動きを調整し、行動を起こさせる。脳も体も動かう支度をして待機している。このことに今のひとは気づかず無視てしている。

 

年を取ると体が衰え、脳の働き低下して体は老化し脳は認知力を失いボケが始まる。それを防ぎたいと薬や栄養剤に頼ろうとする。それを奨めるビジネスが大繁盛して、ますます人間の依頼心を誘っている。今一度、食べ物も薬も栄養剤もない、狩猟生活をしていた人類の祖先を思い起こしてほしい。われわれの脳と体は今もサバンナいるのだ。

 

 

生きるためには脳も体を動かすことだ。体を動かすことが体の健康、心の健康(幸せ、楽しさ、喜び、感動、希望、愛、活力)の源になる清流が湧き出てくるのだ。小生は「サバンナにいる」と想像して生きている。脳と体を動かし獲物を獲る苦労と喜びを味わいながら日々元気に幸せ感に満たされて生きている。