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うちなーぐちで時候のあいさつ

速いものです。昨日(7日)は暦の上では立秋でした。

 

「皆さん、こんにちは。昼間はまだ太陽が照りつけていますが夏負けしていませんか。炎天下に外に出ると日射病になります。朝方の涼しい頃、夕方の涼しい頃に歩いてください」

 

これを、うちなーぐちであいさつすると:

「はいさい。まふくゎ(真昼)や てぃら(太陽)くゎんくゎん(照りつけている)そうびーしが なちまき(夏負け) せーねびらんがや。 まふっくゎ あっちーねー(歩いたら) てぃーだまき(日射病) さびんーんどぅ。あさかーぎ(朝の涼しいころ) ゆうかーぎ(夕方の涼しい)なてから あっち(歩く)みそーり」

 

同じ内容ですが、うちなーぐちの表現がわたくしにはピントくる。幼少のころから使い慣れたことばだもの。単語の意味を比べてみましょう。

 ○今日は   : ハイサイ

 ○真っ昼間  : まふっくゎ

 ○太陽    : てぃーら

 ○照りつける :くゎらくゎら

 ○日射病   : てぃーらまき

 ○夏負け   :なちまき

 ○朝方陰になったころ:あさかーぎ(陰)

 ○夕方陰になったころ:ゆうかーぎ

 

 

地方には地方の言葉がある。沖縄の言葉(うしなーぐち)もなくしてはいけない。うちなーぐちの復興にも関心を抱き、勉強している。