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「Yes]は男の言葉だ

Yes or No. 日常的に使われる英語である。だが、今度の日米首脳会談でバイデン大統領が発した「Yes」に地球規模の重さを感じた。

 

23日、来日中のアメリカのバイデン大統領と岸田総理大臣が赤坂の迎賓館で会談した。終わって、二人の共同記者会見があり記者の質問があった。アメリカ人記者がバイデン大統領に、「台湾が攻撃された場合、アメリカは関与するか」と質問した。大統領は唇を噛んで「Yes」と答えた。

 

これまでのアメリカの台湾にたいする立場は、その時の情勢を判断して決めることになるだろう、という曖昧な態度だった。大統領は「Yes」と決然と言った。世界のリーダとして天晴れな発言だ。この一言でアジアにおけるアメリカの存在意義が倍加したと思う。台湾有事の時はアメリカが中にはいると誓ったのだ。

 

Yes」は男の言葉だ。男の誓だ。男の証だ。結婚式の時、「あなたは妻をいつまでも愛しますか」と牧師が新夫に問う。「はい」と答える。あの誓の言葉だ。男なら守るはずだ。